現実

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―――ここは日本の東京-お台場- 只今8月1日、時刻12:00、 気温35℃の猛暑である。 小学生・中学生は夏休み真っ最中であるが、高校生は補習期間の真っ最中だ。 ここは都立幻龍高等学校―― たった今昼休みになったばかりだ。 「んぁ~!腹減った!もう授業とか無理~!!」 そう言って机の上に伸びきっている少年がいる。 黒川 隼人(くろかわ はやと) 高校1年生 バスケットボール部所属(スタメン) 性格:正義感が強く信頼されムードメーカー的存在 「補習は午前までじゃん!午後は部活でしょ!」 隼人の隣の席の少女が言った。 神林 凜(かんばやし りん) 高校1年生 テニス部所属(ダブルス) 性格:常に全力行動するが周りが見えなくなるのがたまにキズ 隼人とは幼なじみ 2人は弁当を取り出し、食べ始めた。 「俺も一緒に食っていいか?」 教室の外から声がした。 大河 陸(たいが りく) 高校1年生 バスケットボール部所属 性格:大らかで飾らない態度をしている。 隼人とは中学からの仲 隼人「陸!早くこっちに来いよ!」 手招きして陸を呼ぶ。 陸「今日今度の試合のメンバー発表だな。」 弁当を開けながら陸は言う。 隼人「おう!今日の練習もしっかりやらないとスタメン落ちしちまうよ!」 隼人が意気込んでいた時―― ドドドド―― 誰かが廊下を全速力で走ってきた。
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