②
2/108
読書設定
目次
前へ
/
149ページ
次へ
『先生の言うこと、ちゃんと聞くのよ?』 『は~い!』 幼稚園からの帰り道。 潮風に誘われるように坂道を下った。 雨の日も 風の日も 雪の日も 毎日欠かすことなく下る坂道。 砂浜に一つ置き忘れられたままのパラソル。 夏の暑い太陽からも 降りしきる雨や雪からも 守ってくれるその場所は。 いつからか、あたしの特等席となっていた。 目を閉じると 波の音と 雪の降る音。 そして 目蓋の裏に蘇る愛しい笑顔。
/
149ページ
最初のコメントを投稿しよう!
395人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
11(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!