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アナウンス「まもなく~国際展示場。東京ビックサイト前でございます」
魔理沙と霊夢ともに熟睡中
アナウンス「まもなく~大崎。大崎です」
相変わらず熟睡中の二人。
アナウンス「まもなく~十条。十条です」
腋「あらそんな駅臨海線にあったかしら。もう少し寝ましょ」
そしてまた眠りに落ちる霊夢。
アナウンス「まもなく~大宮。大宮です」
魔「臨海線にそんな駅あったか?眠いからもう少し寝るか。」
と眠りに落ちる魔理沙。ともに人間界の地名にたいして無知過ぎた。
アナウンス「まもなく~終点川越。川越です。どなた様もお忘れ物がないようご支度をしてお待ちください」
魔「終点!?」
腋「何?ここ終点。てかここどこよ?」
魔「川越って言ってたぜ」
腋「ちょっと待って」
と霊夢が人間界の地図を出す。東京の地図だ。
腋「ちょっとそんな地名ないわよ」※川越は埼玉です。
魔「臨海線の線路追ってみたらどうだ」
腋「やってみるわ」
魔「えっとこれが臨海線だな。なんか大崎って駅で電車変わってるぜ」
腋「じゃあなんでここにいるの。まさか異変が起きたんじゃ。ついに人間界にも異変が」
霊夢は深いため息をついていた。異常じゃないとわかったのだから喜んでもいいところなのだが
腋「いや。乗り越したんだから乗り越し精算ってのをやらなきゃいけないのよ。かなりの出費だったわ」
駅員に聞いた以上逃げられない。普段寝過して清算する人はほとんどいないだろう。
魔「貸してやってもいいぜ」
腋「高利子ででしょ」
魔「お、さすが霊夢。わかってるじゃないか」
腋「やめとくわ。あんたに借りるとろくなことないし」
そんなこんなで折り返しの電車に乗る二人。気が付くと
アナウンス「まもなく~終点新木場。新木場です。どなた様もお忘れものの・・・・」
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