[秋]

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じゃじゃん、というわけで、森のぷーさん、登場さ。でも、ぷーさん、今日は森ではなく、海に出てきた。夏が、終わったから。夏は、突然、終わった。ヒグラシがある日いっせいにサマー楽団をたたんで、舞台から降りていくと、しーんとやたらとさわやかな空気が、ひさびさといわんばかりに、海辺に深呼吸をしにやってきた。華やかだった間の波の振動もいまはしずまって。。クラゲだって、来年にむかって旅立っていった。そんな落ち着きはらった砂の丘が僕の足を無気力に包みこむ。ウィッす。ぷーッス。秋にはぷーという言葉がよく似合う、、、
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