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｢クロマぁあああああ！！｣
ﾊﾞｺﾞｫｫｫｫﾝ！！
扉が砕け散る
ｷｷｷｷｷｷｰ！！
不思議な乗り物に跨がりドリフトをかけながら止まる
｢クロマっ酒だ！｣
クロマは既に手にしていた酒を今きたソイツに投げる
ﾊﾟｼｯ
投げられた酒を受け取り、そして栓を親指で開けて…
グビグビ……
瓶を逆さにし、勢いよく飲み始めた
｢プハァーｯ！！
助かったぜクロマ！
城の酒が切れてて困ってたんだ｣
お前が来る理由はそれしかないからな
さて、今さら言うまでも無いが
コイツが
ノリアノーマだ
ﾉﾘｱ｢落とし穴ロックしとけよぉ
ビックリして城ごと壊しちまうかもしれんからなぁー｣
ハハハとノリアは笑いながら言う
ｸﾛﾏ｢既にロックしている……扉…直せよ？
音が漏れる｣
木っ端微塵になった扉を指差す
ﾉﾘｱ｢おぉ、スマンスマン！｣
ノリアは指先で円を描き魔法を唱える
すると、あっという間に扉は直り、元の位置に戻ったではないか
ｸﾛﾏ｢相変わらず凄いなソレは｣
ノリアは面倒なことに時間を操れるレア悪魔だ
しかもその能力を引いてもかなり強い
我の城がピンチの時はコイツを呼ぼうかと思うほどだ
他力本願万歳
ﾉﾘｱ｢ハッハハハ
次の酒だぁ！｣
ただコイツは凄い酒飲みなのを抜けば最高なんだけどな……
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