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真っ暗な闇に生まれ落ちました
とても暗くてじめじめしていました
言葉は未だありません
泣き声だけで伝えました
ぱぱとままを知りました
僕を毎日毎晩叩きました
入院と退院をくりかえしました
看護婦さんは優しいけれど
ぱぱとままは怖くて息ができませんでした
5歳になったときにプレゼントをくれました
紅い色したバットでした
毎日毎晩僕を叩いた鈍器は
綺麗な紅い色をしていました
言葉を覚えました
覚えた頃には鼻がなくなっていました
腐り落ちた鼻が臭うから
余計にぱぱは僕を蹴りました
14歳の夏学校で裸にされました
傷跡だらけの体は黒ずみ
友人の肌とは違う色をしていました
僕は涙を流しませんでした
そのかわり友人の独りの首を力いっぱい締めました
ぐったりとしたそのこを囲み
クラスメートは僕に怯えました
何もなかったかの様に僕はお家に帰りました
ぱぱとままにそのことを話しました
ぱぱは顔を真っ赤にして
殴りかかってきました
僕はそれを3時間半耐えました
口が血でいっぱいになる頃
やっとぱぱが疲れてやめました
ぱぱの首を裸にしたこと同じ様力いっぱい締めました
白目を剥いたぱぱを何度も何度も紅い鈍器で殴りました
誕生日にもらったそれを初めて使えてとても喜びました
ぱぱの塊を見たままはそれを見て逃げ出しました
逃げ出したままを追い掛け人にばれないように
殴りつけました
ままの血はとても綺麗で
鈍器を染めるために何度もこすりつけて
血を出しました
綺麗な紅色に染まったプレゼントは
夕日を受けてとても輝きました
ままの死体を埋めた僕は
公園に隠れました マンホールを開いて
下水に入りました
とても臭そうだけれど
鼻がとれた僕には大丈夫でした
鼻をとってくれたぱぱに感謝しました
マンホールに食べものはありませんでした
だから夕方遊んでいる子供を引きずり込み
焼いて食べました
特に女の子のフトモモはとても美味しくて
何人も食べました
やがて公園に子供が来なくなって
食べものがなくなりました
仕方がないから僕は自分の腕から食べ始めました
腕が片方なくなった頃に
足跡がして久しぶりにマンホールから出ました
可愛い女の子がいて
紅い鈍器で叩きました
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