『始まりは』

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それは、高校生活も2年目に入った、ある日の事。 放課後の教室で、私は1人、学級日誌を書いていた。 下校時刻も近く、校舎から人の気配は、消えつつあった。 「・・・よし!」 私は、日誌の連絡事項を書き終わり、日誌を閉じた。 「あとは・・・戸締まりか」 席を立ち、開け放たれた教室の窓を1つ、1つ、施錠していく。 そして、最後の窓を締め終わった。 その時。 「・・・あれ?」
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