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アステアゲス王は、自分の孫が王位を奪う夢に恐れ、家臣のハルパゴスに、幼い孫を殺すように命じた。
ハルパゴスは王の孫を密かに羊飼いに渡して逃がす。
ところが、後にこれが王の知るところとなった。
しかし王は命令に背いたハルパゴスを宴会に招き、親しく肉を焼いてハルパゴスに与え歓待した。
宴会の後には駕籠に手土産まで持たせる。
上機嫌で家路についたハルパゴスが何気なく駕籠の中を見ると…。
中にはハルパゴスの息子の首。
そう、ハルパゴスが宴会で食べた肉は…。
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