兄萌え

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ケンシロウ「なぜそんな萌えキャラになったのだ…」 ラオウ「原哲夫が萌えに目覚めたそうだ。」 ラオウはチャーハンを作りながら言う。 ケンシロウ「いくらなんでも兄者に萌えは無理があるだろう…大体、顔が怖いし…」 ラオウ「私だってそんなの分かってる!」 口調からして萌えはまんざらでも無いみたいだ… ラオウ「そうだよね…私なんてどうせ顔が怖いしマッチョだし…せいぜいスロットでラオウキターって言われるだけね…」 ラオウは泣いていた。 本当は萌えキャラになりたいのか? ケンシロウは分かっていた。原哲夫がラオウを萌えキャラにしたのでなく、ラオウ自身が萌えを望んでいた事を… ケンシロウはラオウの哀しみに満ちた背中に愛おしさを感じた ケンシロウはラオウを後ろから抱き締めた。 ケンシロウ「ゴメン、今まで萌えキャラに成りたいだなんて気付かなかったよ。ゴメン。」 ラオウ「ありがとう…ありがとう…」 ケンシロウ「さぁお姉ちゃんが作ったチャーハンを食べよう。美味しそうだ。」 ラオウ「ぐすっ…そうだねッ!」 二人はチャーハンを食べた。 心なしかチャーハンはしょっぱい味がした。 ラオウの素直な乙女の味が…
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