0人が本棚に入れています
本棚に追加
ケンシロウ「なぜそんな萌えキャラになったのだ…」
ラオウ「原哲夫が萌えに目覚めたそうだ。」
ラオウはチャーハンを作りながら言う。
ケンシロウ「いくらなんでも兄者に萌えは無理があるだろう…大体、顔が怖いし…」
ラオウ「私だってそんなの分かってる!」
口調からして萌えはまんざらでも無いみたいだ…
ラオウ「そうだよね…私なんてどうせ顔が怖いしマッチョだし…せいぜいスロットでラオウキターって言われるだけね…」
ラオウは泣いていた。
本当は萌えキャラになりたいのか?
ケンシロウは分かっていた。原哲夫がラオウを萌えキャラにしたのでなく、ラオウ自身が萌えを望んでいた事を…
ケンシロウはラオウの哀しみに満ちた背中に愛おしさを感じた
ケンシロウはラオウを後ろから抱き締めた。
ケンシロウ「ゴメン、今まで萌えキャラに成りたいだなんて気付かなかったよ。ゴメン。」
ラオウ「ありがとう…ありがとう…」
ケンシロウ「さぁお姉ちゃんが作ったチャーハンを食べよう。美味しそうだ。」
ラオウ「ぐすっ…そうだねッ!」
二人はチャーハンを食べた。
心なしかチャーハンはしょっぱい味がした。
ラオウの素直な乙女の味が…
最初のコメントを投稿しよう!