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私がろうそくなら
貴方はほのお
私という一本のろうそくに
貴方というほのおが灯された
いつも私の傍で
明かりを灯している
けどそれは時に
私に重くのしかかる
その重たさに耐えきれず
ろうという涙を流し
私は小さくなっていく
けど貴方が消えると
私はただそこに立ち尽くすだけ
何も出来ない一本のろうそく
そう
私は貴方が必要
貴方の温もりを知りながら
貴方の重みも知る
私が溶けきるまで
貴方は私を明るく照らす
ほのおが消えたその時
貴方の存在に気付く
貴方が居てこそ
私は成り立っている
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