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「ーっ!!」
とても懐かしい夢を見た…遠く遠く昔の話し
「芹沢局長?大丈夫ですか?すごい汗ですよ」
「山南か…昔の夢を見てただけだ。心配ねぇ」
山南は心配そうに芹沢の顔を覗き込み、お茶をそっと差し出す
一口お茶を口に含み
芹沢は喉を潤すと、大きな溜め息をついた
相当悪い夢を見ていたらしい
「お酒の方が良かったですか?」
優しく微笑みながら訊ねる山南を見て、芹沢は驚いた顔をすると
薄く微笑み
「今晩祇園でも行くか」
と鉄扇で肩を叩きながら言った
「沖田君も誘いましょうか」
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