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ズズン!!!
大きな地響きと共に
大きく地面が揺らいぐ
「くそっ!白虎門もやられたか!!!山南、もう玄武門しか残ってねー!そっちに向かってくれ!」
馬にまたがり駆け出した山南の前に
ある人物が、立ちはだかった
「時雨か!!」
時雨はゆっくりと刀を抜く
「時雨ーっ!」
芹沢は時雨に飛びかかる
それはまるで風の用に早く鋭く
「俺に構うな!!お前らみんなさっさと行け!!」
「ですが局長…」
「トシちゃん…これは俺の問題だ…自分の兄弟がしたことだ、俺がけりをつける」
その言葉に土方は戸惑ったが
唇を噛み締め、一礼をすると山南達と共に走り出した
「それでいいんだ…それで…」
芹沢は、3人を見送ると時雨に向き直った
「さて、兄弟喧嘩といこうか」
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