第六章「迷」

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「ーはっ!」 気がつくと自分の部屋にいた ぼんやりとする頭を必死に働かせ 状況を確認する 目だけを動かしゆっくりと辺りを見渡す 元の時代に戻っている… 時間は進んでいない 薬を飲んで、気を失ったときと同じ時刻 もしや何日も経っているのかと携帯を見る 日にちも変わっていない 「土方さん…桂さん…」 急に不安に襲われ その場をうろうろと歩き回る      
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