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大きな夕日が地平線の彼方に沈み行き
漆黒の闇が、京の都を静かに覆う
祇園に行こうと総司を誘うため、山南は総司の部屋にやってきていた
総司はお団子を食べながら、書物に目を通していた
「今祇園や島原に行くのはお勧め出来ませんよι」
「何で?」
小首を傾げる山南に総司は呆れ顔で
「また、暴れたんですよぉ~今回は派手に」
と答える
山南は納得したように頷くと、立ち上がった
「どうしたんです?」
「都の見回りに行く時間だから、ちょっと行ってくる」
「あっ!!待って下さい僕も行きます!!」
総司は慌てて立ち上がると、山南と2人で見回りに出掛けることにした
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