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「……は?」
光は思わず呟いた。
だってあれだけの事件があったんだぞ?
なんでこんなに『普通』なんだよ。
光は教室に行かず一目散に図書室に行った。
しかしそこには寛介の死体はおろか血痕一つなかった。
おかしい、確かに寛介はここで死んでたはずなのに血痕一つないんだよ。
「訳わかんねーよ。」
光は頭痛がおきたように額を押さえながら呟いた。
もしかしたらあれは質の悪い夢なのかもしれない。
そう思うとまじめにニュースや新聞を見ていた自分が恥ずかしくなってきた。
光はサッサと教室に行く事にした。
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