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「ったくよー、いきなり奪い取るんじゃねーyou!」
後頭部を軽く叩いた後昇は光が持っている写真を見た。
「何だyou、お前がふざけてた時に撮った写真じゃneeーか。」
「そうですね、確か『俺、透明人間と肩を掴んでるから撮ってくれ』って言ってました時の写真ですね。」
光は異変に少しづつ気付きつつあった。
光は授業中、全く集中できなかった。
元からまじめに授業を聞いた事など無いが今日の異変が気になってゲームどころではなかった。
何故寛介がいなくなったのか、何故誰も寛介を覚えていなかった。
結局分からないまま放課後になってしまった。
「……何でだよ……。」
その質問に答える人はいない。
光は家に帰ろうと下駄箱を開けると中に手紙が置いてあった。
大事な話があります、今日の放課後に図書室に来て下さい。
~滋野川 砂羅~
普通に考えてこれはラブレターだが光にはどうにもそんな良い物には思えなかった。
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