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着替えが終わりマスターに目で合図をすると、カウンターにいたマスターが厨房へ入って来て、
『お！中々【様】になってるな！』
様になってるな！の一言が少し照れ臭かったのを覚えている…
今でこそは女の子や初対面の方でも平気で口が廻るが、当時のオイラは田舎者と自意識していたので話等したら田舎者だと馬鹿にされると思い意外と無口だった。
ホールに案内されるとママと女の子が三人程居た。
ママと一人の女の子が接客中だった。その女の子は久美ちゃんだった。
他の二人は端の方で談笑していた…
『カナちゃん、サキちゃん、ちょっと。』とマスターが手招きして二人を呼んだ。
『紹介するよー。忍君15才。よろしくねー。』と簡単に紹介した。
二人は『15！』とビックリしていたのを覚えている。
オイラは早生まれなので当時はまだ15才だった。
何故15才にして一人暮らしなのか？は後々書いていきます。
紹介が終わると軽く頭を下げた。
すると二人は自分達の自己紹介を始めた…
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