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蒼空から舞い落ちる白い涙。聖夜の夜に降り始めた。人々は歓喜の声をあげ、恋人たちは一夜を過ごす。でも私は涙を流し、悲観的に蒼空をみる。神の涙は儚く脆い。汚れた都会の闇を隠すことは出来ない。今、私の手の中に舞い落ちる涙は何を語る?悲しいという単語では表せない気持ち。私を縛りつける切なさに似た苦しみ。今日の涙はいずれ消え、また明日がめぐる。神の涙は何を語る?
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