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「病院・・行く?ユキナに会えるかな?」
『・・。多分病院は危険かもしれないけど・・行ってみるか・・。』
お兄さんも一緒に行ってくれることになった。
『本当に大丈夫かな・・?』
菜穂がこぼした言葉に私たちは沈黙してしまった。
「・・・・そう・・・・だよね・・。病院には感染者が沢山いる。そこに行ってしまったら移ってしまう可能性があるんだよね・・。」
私達は、とりあえず菜穂の家に戻ることにした。
菜穂の家に戻ると菜穂のお兄さんが職場の同僚に電話をした。
『おつかれ!俺だけど・・。』
―おつかれ!お前、夜勤明けなのに、寝てねぇの!?―
『あぁ。ちょっと聞きたいんだけど、今日朝運ばれた中山さんどうなった?』
―・・・・あぁ・・別の病院に搬送された。つかさ、今、病院溢れてんだぜ?!感染者が多数出て、この地域だけらしいんだ。だから、最初の感染者であろう中山さんが、でかい病院に搬送されたんだ。―
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