約束

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  違う。謝らなきゃいけないのは私の方だ。     「…よし、帰ろっか!」     ミズが私を胸から離し、駅の方に向かおうとする。     私もただ、黙ってその後をついていった。     ミズはもう酔いがさめているようだ。     ミズ自身も、     「なんか、夜風に触れると頭がスッキリしてきた!」     なんて笑いながら話している。     そんな彼の横顔は、今の私にとても心地が良い。  
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