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ピンクと紫とオレンジとが複雑に混じり合った空。 少しだけ冷たくなった空気に瞼を閉じる。 練習後の汗ばんだ肌に、それはとても心地よかった。 「……水谷?」 わっ!? しばらく浸っていた俺の背後で、自分より少しだけ高めの声。 振り返れば、窺うような瞳をした栄口がいた。image=226654855.jpg
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