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結局、あれから竜哉の機嫌が直る様子もなく
一定の距離を保たれ続けた。
頑張って話しかけようとするが竜哉は私を避けるばかりで
全く相手にもしてくれなかった。
「私が何したのよ」
ため息をつきながら机でふて寝。
「由宇~。早速、ケンカ?」
楽しそうに奈津美が寄ってきた。
私は顔だけ少しあげ、恨めしそうに奈津美を見る。
そんな私の頭を撫でながらまた笑う。
ふと視線を感じる。
気づいて視線を辿る。
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