想いの大きさ

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「どうかした?」 私に気付いて声をかけてくれたのは佐々木。 竜哉は相変わらずこっちを見ようとはしない。 私は何も答えず目線だけ竜哉に向ける。 「おい!竜哉…」 それに気づいた佐々木がすかさず竜哉を肘で小突いてくれた。 「あ?…何?」 少し嫌そうに竜哉がゆっくりと私を見た。 変に緊張して唇が渇く。 やっぱり怒ってる感じ… でもこのままの状態はすごく嫌で… だから勇気を出してみた。 「竜哉、ちょっといい?」 .
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