想いの大きさ

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連れて来られたのは今朝と同じ教室だった。 でも教室に入ったと同時に掴まれた手首は解放された。 竜哉は一人、教室の奥に進んでいってしまった。 私はどうしたらいいのか分からずその場に立ち尽くす。 カタン 竜哉が机に腰を下ろし、まっすぐ私を見ている。 何を聞けばいい? 奈津美にせっつかれて声をかけたのはいいけど 言葉が見つからない。 「話がないなら帰るわ」 .
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