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そんな状態で、おせっかい焼きの私が、じっとしていられるはずもなかった。
私は、友達へ言った。
「待合室のトピを作れ。クライアントが待っている間の相槌くらいなら、私が対応する」
同時に、参加可能人数の上限を下げるようにも言った。
けれど、事態は私の考えとは全く違う方向へと向かってしまった。
私はいつの間にか、カウンセラーの役割をすることになって、参加可能人数の上限は下げられるはずが、次々に新しいクライアントが入ってきた。
「私はカウンセラーじゃない。専門知識も資格もない」
友達には、何度かそう言った。
だって、本当のこと。
私はただの病人。
自分がカウンセリングを受けたことすらない。
けれど、友達が自分のキャパシティを越えた依頼を受け続けているのも、見ていられなかった。
困っているのは、自業自得。
わかっていた。頭では。
「せめてカウンセラーという肩書きをつけるのは、やめてくれ」
肩書きは、『相談員』になった。
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