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夜になって、ようやく友達の無事が確認できた。
不安定さは見られるものの、話をすることができる程度には回復をしていた。
ほっとした。
デートは、翌日。
私はその夜こそ、眠ろうと考えた。
そして、それを実行した。
しかし、その深夜、彼から電話があった。
内容は、雨天のため予定を順延するというもの。
私はそれに返事をして、眠った。
翌朝、本来ならばデートをしているはずの日。
5月18日。
目が覚めて、久しぶりの「休日」を感じた。
彼女にも友達にも、出かける予定だと告げてあったから、いつものように目覚めと同時に彼女の元へ向かう必要はなかった。
久しぶりに家族との時間を過ごそうと、階下へ降りた。
ウロウロとしてみたものの、誰もがどこか忙しそうにしていて、ゆっくりとできそうな様子はない。
尋ねれば、大事な来客があるとのこと。
それは私にとっても大事なことだったのだと思う。
しかし私は、そんなことすら当日になってやっと知る始末だった。
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