9人が本棚に入れています
本棚に追加
彼は、私に眠れたかどうかと尋ねてきた。
私は、眠ったと答えた。
それから、
「またモバ禁しようと思う」
と告げた。
私は、無理だと思ったから、限界だと判断したから、自分を守るためにそこから離れることで、彼との約束は守られると思っていた。
しかし彼は、理由を聞いて激怒した。
「結婚やめよう」
冷たく一言、それだけを言われた。
私にはわけがわからなかった。
彼は、私が眠れない理由は、自分が淋しい思いをさせているからだと思っていた。
けれど実際には違った。
自分の身体より他人にかまけることを優先させた結果であった。
約束をしていたにも関わらず、この事実。
裏切りだと言われた。
しかも、デートを控えていることはわかっていたはずなのに、眠らなかった。
私は、眠ろうとしたけれど友達が心配で眠れなかったのだと説明した。
「だったらその友達のところに行けば」
涙がこぼれた。
最初のコメントを投稿しよう!