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その誓いは、血判よりも重い気がした。
いっそ、死ねと言われた方が、どんなにか楽だっただろう。
それでも、彼がチャンスをくれたことは、嬉しかった。
そうして、今回の裏切りの罰として、言い渡されたこと。
「モバゲーで起こったことなら、モバゲーの日記に書け」
――こういう人と関わり、こういうことがあったため、私は不幸になりそうです。
「そうして危なくなったら、周りの人に止めてもらえ」
死にたいと思った。
あまりに辛すぎて。
他人の迷惑になることを、何よりも嫌う、彼女。
未だ不安定なままの、友達。
絶対に、傷つけてしまう。
自分を責めさせてしまう。
わかりきっていた。
深い深い、傷になること。
私のせいで。
私が依存したせいで。
巻き込んでしまうのだ。
どれだけの罪を犯したのかと、痛感する。
死よりも、重い罰。
けれど、受けるより他ない。
次の、新たな犠牲者を、出さないためでもあるのだから。
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