ラプンツェル

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あのちっぽけな世界から   何が見えたのだろう   人が通り過ぎるのを   どんなキモチで見ていたのだろう   髪をつたいのぼってきた人を   どんな想いで見ていたのだろう   自分から外にでようとしない   部屋という   殻のなかに閉じこもれば   自分が傷つかないとでも   思ったのだろうか   二人で感じる寂しさより   ひとりきりの孤独のほうが   痛くないとでも思ったのか   行動をおこさないと前進はないことを   誰も教えてくれなかったのか   知ったとしても   自分から内に閉じこもったのか   わからないが   籠のなかの鳥   心のない人形   ラプンツェルとは   勇気も希望もなくした   未来を夢見ることもない   生ける屍だったのかもしれない…
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