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それから私は一通り優斗から明日の予定を聞いた後、優斗が連絡事項があると言い出した。
「えっ!?母さんと父さんが帰って来るの!?」
「みたいだぞ…ピアノが終わったらすぐにここに帰って来ないといけないらしいぞ」
「でも…三ヶ月くらい帰って来ないはずなのに…」
「何か日本で予定が出来て、だったら夢希と会っていこうってなったらしいぞ」
なに?なら私は仕事のついでに会うって訳?。
…しかし私はその話を聞いて瞬間的に嫌な予感がした。
「ゆっ優斗!」
「なっ何だいきなり!?」
「前にね今と似たようなことがあったの…」
「どう言う事だ?」
そう言えば…今までこんな事があっても優斗には言ってなかったから知らないんだっけ…。
「私の親は、私に彼氏が出来てないか調査をしに帰って来たことが何回かあったの…」
「調査…?」
「うん…その時は優斗の事を上手く隠せたんだけど…」
「何か凄い親だな…」
優斗はビックリしてるような呆れてるような顔をした。
「だからね優斗!明日は丸一日二人っきりの時もずっと敬語でいて!」
「はっ!?」
「馴れ馴れしい態度も禁止!分かった!?」
「あっあぁ…分かりました…」
…何故か優斗の目が怯えているように見えたが私は気にしない。
「…あぁ、それとあともう一つ」
「まだ何かあるの…?」
「何か知らないけど俺は夢希の専属執事だから部屋がここの隣になったらしいから、もし用事があったらいつでも呼んでくれよ」
「うん分かった…」
「じゃ、おやすみ」
「えぇ、おやすみ」
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