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「何か便利ね…」
「はい、ただここに来たのは本当に偶然で色々教えてもらっている時にお嬢様が帰って来て初めてここが岩崎家だと知ったくらいですから」
「とんでもない偶然もあったものね…」
でも私はこの事を少しラッキーだと思っていた。
だって優斗と同棲することがちょっとした夢だったから。
状況は少し違うけど…まぁ~そこはご愛嬌ってことで。
「ねぇ、優斗?」
「だから部屋以外は…」
「分かってる!でもこの呼び方やっぱりしんどい!」
「でもですねお嬢様…」
「そう!その呼び方!優斗が私をお嬢様って呼ぶの私ヤダッ!」
もうさっきから気持ち悪いし、それに何か優斗と完全に他人なような気がして物凄くイヤ!。
「ならなんて呼んだら…」
「呼び方に関してだけ今まで通りで良いから!この事はみんなに私から言っておくからね!」
「…昨日言った事と違うじゃん…」
「何か言った!?」
「いっいえ!何でもないです!」
とりあえず呼び方の事は済んだし、これで次の懸案事項に集中できる。
「優斗!」
「…なに?」
「朝ご飯食べながら父さん達の対策を練るわよ!」
「分かりましたよ…」
そして私の部屋からかなり遠い食堂にやっと着いた。
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