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私は朝食のパンを食べながら対策を考え始めた。
「とりあえずは優斗の事を疑われないようにする方法よね」
「もう俺は夢希様の専属執事だから疑われないと思いますが?」
どうやら優斗はさすがに呼び捨てではまずい、と思ったのか私を様付けで呼ぶ事にしたらしい。
私は呼び捨てでもいいんだけどなぁ~、と思いながら私の両親について何も知らないこの専属執事にまずは説明をすることにした。
「優斗、昨日私の両親は私の男関係について調査するって言ったわよね?」
「はい、聞きました」
「対象はみんななのよ…」
「みんな…と言うと?」
「対象外を言った方が早いくらいなのよ…」
そうなのだ…父さん達の調査の対象は学校はもちろん習い事教室に私が時々遊びに行く場所など調査範囲が広すぎるのだ。
だから事前に察知できたら当分の間、優斗と会わないようにしてたぐらいだ。
私はその事を優斗に言うと…
「…本当に夢希様の両親って凄いな…」
「そうなの…だからしっかりした対策がいるのよ…分かった?」
「はぁ…何とか」
な~んか頼りないなぁ~本当に大丈夫なのかなぁ~、と思いながらその後優斗と簡単ではあるが対策を作って私は朝食を済ませた。
ちなみに優斗は今から朝食を摂るらしく、私は1人で部屋に戻った。
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