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私が考えた対策はこうだ。
私は優斗と一緒に撮った写真を隠す、携帯はロック、下手な受け答えはしない。
以上!…ってこれしかできないんだよね…。
優斗も私と一緒だ、いざ対策を練るって言ってもなかなかいい案が出てこないのが現状で…。
「まぁ、多分父さん達は少しここに居たらすぐに仕事先に帰るだろうし、何とかなるかな…」
そして私が少し携帯をいじっていると…。
…コンコン
「はい?」
「夢希様、秋菜様と右京様がご帰宅です」
「優斗?ちょっと入って」
「失礼します…」
優斗は部屋に入ると静かに、でも素早くドアを閉めて私のところに来た。
「どうしたんだ?早く行かないと…」
「どう?私の両親の感想は?」
「灰原さんに、夢希を早く呼んで来てくださいって言われてきたからまだ見てない、それよりも早く!」
「どうしたの?そんなに慌てて?」
「そもそも夢希を早く呼べって言ってるのは、お前の父ちゃんだ…」
父さんが早く私を?…何?もう何か掴んだの!?。
私は優斗と慌ててリビングに向かった。
「お父さん、お母さんお帰りなさい…」
「はい、ただいま」
「今、帰った…」
今、帰った…って、それにお父さんは社長より恐い方々の組長さんの方がしっくりくるよ…。
「お父さん、私に何かご用があると執事の方から聞きましたが…?」
「あぁ…他のメイドに聞いたんだが、お前に専属の執事が出来たらしいな」
早速優斗の質問か…私の事は聞かないみたいだから、やっぱり優斗関係で帰って来たかな?。
「えぇ…宮藤優斗君の事ですね?」
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