1815人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあね夢希ちゃん、また明日ね~」
「うん!また明日!」
初めまして!私は岩崎夢希って言います。
いま私は授業が終わり、習い事のバイオリン教室に行く為昇降口で迎えの車を待っています。
ちなみに私はいわゆるお嬢様なんですが…あまり好きじゃないですね…。
だって…あまり自由が効かないし、毎日習い事ばかりだし、ハッキリ言って凄くつまんない!。
まぁ救いは…両親には内緒ですが…私のだぁ~い好きな彼氏がいる事ですかね~!。
ただ…今日はなんか用事があるらしく先に帰っちゃったけど…つまんないなぁ~。
「夢希お嬢様、お迎えに上がりました」
「えっ!?あっ、はい」
いつの間にか迎えの車の運転手が来ていました。
少々自分の世界に入りすぎましたね…。
まぁ…早くバイオリン終わらせて家に帰ろうっと。
そして車に乗ってから少し経った頃、私の携帯が鳴った。
♪~~
「はいはい…もしもし?」
『お嬢様ですか?灰原でございます…』
「灰原さん?どうしたの?」
この人は灰原結衣さん、私の家でメイド長をしていて、私が小学生の頃からお世話になってる人だ。
『前に言っておりましたお嬢様の専属執事が今日決まりましたので、お帰りになられたら会って頂こうと思いまして電話を…』
最初のコメントを投稿しよう!