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ふ~ん…話は聞いてたけど、とうとう私にも執事が付くのかぁ~。
「で、灰原さん?私に付く執事はどんな人なの?」
『男性でお嬢様と同じ年齢の方…確かお嬢様と同じ高校に通われてるみたいです…』
私と同じ年齢って…えぇぇっ!?17歳って事!?それに同じ高校なのっ!?第一男なの!?。
「ちょっ!灰原さん!その人は誰ですかっ!?」
『えぇっと…みやふじまさと、って方です』
「みやふじまさと?」
誰っ!?聞いた事ないよそんな名前!!。
最低でも私のクラスにはいない…と思う。
『お嬢様…みやふじさんは身辺調査もクリアしてますし、面接ではほぼ満点な態度でしたから安心してください…』
灰原さんは私の不安を悟ったのか優しい声音で言った。
灰原さんが大丈夫って言うなら大丈夫だと思うけど…う~ん、気になるなぁ~。
「…分かりました、ただ私が帰ったらみやふじさんを個人的に面接させてくださいね」
『…承知しました』
「とりあえず私が帰るまでに専属執事としてする事を教えておいてちょうだい」
『承知しました…ではこれで失礼します…』
「はい」
プチッ…。
…何か嫌な予感がするんだよなぁ~、気のせいだといいけど…。その後私は専属執事の事で頭が一杯で、バイオリンの内容は全然覚えられなかった…。
そして…女の勘は良く当たると言うが、私もどうやら例外では無かったらしいです…。
私の予感は良くも悪くも当たってくれました。
それが分かるのは私の家でした。
私は一応2時間のバイオリンを終わらせて家に帰りました。
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