Prologue~まさかの専属執事!?~

7/7
前へ
/208ページ
次へ
「でも執事の仕事ってかなり大変なんだよ?私の専属執事ってことは、私はほとんど毎日外出するからその全部に付いて行かないといけないし、私の身の回りのお世話をしないといけないし、それ以外にも色々あるんだよ?」 「あぁ分かってるよ…面接の時に灰原さんに教えてもらったよ」 「だったら!!」 「…でもここがダメなら俺もう行くとこが無いんだよ…格好悪いかも知れないけど、頼む!夢希の為に頑張るから!!」 「う~ん…」 …本当は辞めて欲しいだけどなぁ~。 でも優斗も切実っぽいしなぁ~。 …私は少し考えてやっと決心した(と言うか諦めた…)。 「…分かったわよ」 「えっ…?」 「ただしっ!私達2人だけの時以外は主と執事の関係だからね、ここで働くからにはそれは覚悟してよね!!」 「夢希…」 「なっ何よ!?」 「ありがとなぁー!!」 優斗はいきなり私を抱きしめてきた(別名はタックルとも言うわね…)。 「痛っ!…って、優斗ぉ!?」 「俺、夢希のために頑張るからなっ!!」 「分かったっ!分かったから離してぇー!!」 「…嫌か?」 「嫌じゃないっ!むしろ優斗ならいつでも…って違~う!!」 …こうして私と優斗の奇妙な生活が幕を開けたのである。 Episode1へつづく…。
/208ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1815人が本棚に入れています
本棚に追加