76人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
私は浮かれていた。
隣の空き部屋に誰かが来ることになったのだ。
果「ねぇ、おかぁしゃん?お隣に誰か来るのぉ?」
果夏が嬉しそうにお母さんに聞く。
母「ええ、そうよ。確か……果夏と同じ年の子がいたわねぇ。」
果「!ねぇ!!おかぁしゃん、それほんとぉ?
私、会ってくるぅ~」
ガチャ、バタン!
母「え?果夏?もうあの子は勝手に………」
母は少し呆れたようだった。
だって、私当時三才だもんっ//
当時の私は……
果「おっ隣しゃーん♪」
と、陽気に歌って、お隣の家の前にきた。
ピンポーン……
果「えへへ、どんな子かな?仲良くなれるかな?」
なんて、ワクワクで待ってたら………
ゴツンっ!!
と、鈍い音がした。
果「???」
果夏はふらふら~となり、しまいには泣いてしまった。
「こらっ!慶一!!勝手にドア開けちゃダメでしょ!」
慶「え、だって…」
どうやら、ドアを開けた張本人は慶一という男の子。
果「うわぁあんっ!」
果夏はそんな話をしているなか、わんわん泣いていた。
もちろん、慶一はおろおろする。
最初のコメントを投稿しよう!