もう一つの始まり

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「恭弥こっち向け、今から話したい事がある」 「何なん?」 恭弥はまったく振り向かず、代わりに狼蓮が振り向き近付いて来る。 「狼蓮お前じゃない、恭弥この前モバから来たメール見たか?」 少し体が動いた。 反応したなこのまま喋るか 「モバイルがモバクエって言う楽しそうなゲームを始めるってよ、一緒にやってみるか?」 体が完全に俺の方に向き、目を輝かせている。 なんてわかりやすい奴だ… 心の中でため息をつきながら話しを続ける。 「今からでも登録するか?」 「「うん!」」 「…何で狼蓮も返事してんだよ」 狼蓮と恭弥の後ろから聞いていた雲宥がツッコミを入れている。 「え~雲宥オイラもやりたいでぇ~」 「狼蓮、お前モバイルやってないじゃん」 「モバイル?何それ乗れんの?」 「ちがーうっ!!!携帯SNSサイトだ!」 雲宥がキレ気味で狼蓮に言う。
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