もう一つの始まり

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「じゃ、登録するぞ」 雲宥をなだめつつ、狼蓮と恭弥に言う。 「登録終わったよ♪」 「おらも終わったで早速やろうや~」 狼蓮が目を輝かせながら言っている。 「それは駄目、明日で良いだろ啓希?」 「あ、うん良いけど」 俺が返事をすると、雲宥がすぐさまに狼蓮の腕を掴み屋上から出て行った。 「ね~」 「何?」 恭弥が困ったようにこっちを向いている。 「昼休み終わっちゃうけど…」 「え?」 「お弁当食べ損なったね」 恭弥はちょっと残念そうな顔をする。 クソ~!恭弥と楽しい弁当&昼休みがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
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