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「通してくれ!」
「ダメだ!街は、封鎖された。」
「封鎖だと?街に妻と子供がいるんだ!いいから入れてくれ!」
「やめるんだ!止まらないと発砲するぞ!」
「何だと!?おい!いったい街で何が起きたんだ!仕事から帰って来てみれば、お前ら軍隊が街を封鎖しいてる!何なんだ!説明しろ!俺には聞く義務があるだろ!」
「バイオハザード。」
「バイオハザード?」
「レベル4のウイルスが人為的ミスにより蔓延してしまった。」
「おい!ふざけるなよ!人為的ミスだ?てめー等が勝手に研究したんだろ!それを何でこの街の人間が被害に遭わなきゃなんないんだ!ワクチンがあるだろ!早くワクチンを投与しろよ!」
「ワクチンはない。」
「何だと!」
「我々の研究により、ウイルスが変異してしまった。だから、ワクチンは効かない。申し訳ない。」
「申し訳ない?ふざけるなっ!!どうなるんだ!ウイルスに感染した人間は、どうなるんだ!!」
「………死ぬ。」
「………行かせてくれ。俺は死んだって構わない!だから、家族の所へ行かせてくれ!!」
「それは出来ない。」
「なぜだ!!」
「ウイルスに感染しているのは、この街以外の人間だからだ。」
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