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案の定、時間ピッタリに「いつもの」彼女はやって来た
同じ動き易そうな黒のジャージの上下に茶色のショルダーバッグを担いだ彼女
ゴミ置場の前まで来た彼女は僕を一瞥する
「こんばんは」
さほど大きな声を出したつもりはないが、声がゴミ置場に響いた
5秒ほど彼女無言
どこかでバイクを派手に吹かす音が聞こえる
「…別にあなたに用はないんだけど」
もそもそと、早口で話す彼女
んー…出来ればそこは顔を赤らめて上目使いで言って欲しいところだ
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