イノウエ 夜の日課☆

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案の定、時間ピッタリに「いつもの」彼女はやって来た 同じ動き易そうな黒のジャージの上下に茶色のショルダーバッグを担いだ彼女 ゴミ置場の前まで来た彼女は僕を一瞥する 「こんばんは」 さほど大きな声を出したつもりはないが、声がゴミ置場に響いた 5秒ほど彼女無言 どこかでバイクを派手に吹かす音が聞こえる 「…別にあなたに用はないんだけど」 もそもそと、早口で話す彼女 んー…出来ればそこは顔を赤らめて上目使いで言って欲しいところだ
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