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じっとしていても仕方がない。
私は特に考えなく足を進め……というか、ふわふわと浮かびながら進んで行った。
しばらくふらふらとしていると、遠くに小さな光が見える。
まさに砂漠の蜃気楼……いや、少し違うかな。そう、遭難した船が、遠くの灯台を見つけたような気分だった。
周りは他に何も見えないのに、何で光だけはしっかりと見えるんだろう?
そう考えながら私は、無意識に光の方へ向かった。
!? まぶしい!!
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