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あの時のケンカからしばらく、サクはバーストの練習をずっとサボっていた。
サク 「あぁ➰暇だなぁ💧」
サクはベッドに寝転がり、あの約束を思い出していた。
《いつか日本、いや世界最高のゴールデンコンビになろうぜ!!》
《うん!もちろん!》
《約束だよ!!絶対!》
サクは我に返った。
サク 「忘れるわけないだろ。あんな大切な約束。でも、今の俺じゃあ100%無理だろうがよ。俺の何が悪いんだよ。今まで一緒にやってきたリュウとのこの差は何なんだよ。昔は上手くいっていたのに。もう、わけわかんねぇよ。」
サクは考えた。
自分の何が悪いのか、何が足りないのかを。
しかし考えつかなかった。
サク「あぁ~💢イライラする。何か暇つぶしになるもんないかなぁ。」
と思ったその時、何気なく点けていたテレビで日本代表Uー15の国際大会の特集が放送されていた。
それには、もちろんリュウも映っていた。リュウはその国際大会で2ゴール7アシシトという驚異的な結果をだして、MVPに選ばれていた。
サクはその時改めてリュウの凄さに気が付いた。
でも、何故かリュウが試合している時のプレーがサクには少し寂しげに見えた。
サクには、リュウが1人で孤独にサッカーをしているように見えた。
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