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「俺は予定があるので、蓮さんと里沙で楽しんで来て下さい」
「そっかぁ…」
「残念だけど、今度は綾人君も一緒に行こうね」
「はい。ありがとうございます」
綾人がそう言ったところで、3人は車が待っている門へ辿り着いた。
「じゃあ、綾人君またね。里沙、後で明日のことメールするから」
「うん。待ってるね」
「また来週」
車に乗り込む蓮を里沙と一緒に見送ると、綾人は彼女に話しかけた。
「里沙、ちょっと家に寄っていかないか?」
「突然どうしたの?」
急な誘いに、里沙は綾人に驚いた表情を向ける。
「話したいことがあるから」
そう言った綾人に頷くと、里沙は自分を迎えに来てくれた運転手に断り、彼に続いて西山家の車に乗り込んだ。
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