告白

2/12
前へ
/380ページ
次へ
家に着くと、里沙は使用人たちに挨拶し、綾人よりも先に彼の部屋に向かう。 高校生になってもこれなら、俺なんか全く恋愛対象じゃないってことだよな… 改めて実感したことに、綾人は再び溜め息を吐いた。 でも、いい加減今の状況を少しは変えなければならない。 じゃないと、俺だっていつまでも諦めがつかないからな。。。 「それで?話しってなぁに?」 里沙はソファーに座りながら、いつもの笑顔で問いかけた。 それに答える前に里沙と向かい合うように座った綾人を、彼女は目線で追う。 「里沙… 蓮さんに、気持ちを伝えないのか?」 .
/380ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2181人が本棚に入れています
本棚に追加