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「アタシはずっとここに居るじゃないか。第一、勝手に殺すんじゃないよ!」
ヴィゼの言葉も無視して、二人は顔を見合わせる。
「まさか…俺らがヴィゼだと思ってボコしてたのは」
「全くの別人!?」
「ちょっと待った!話が見えないんだけど。じゃあ何だい?アタシのそっくりさんを間違えて殺して来たってのかい!?」
ヴィゼが怒鳴るように言った。
「ひいっ!?」
「で、でもよぅ…」
男の言葉を遮り、ヴィゼは二人を殴りとばしていた。
「命を何だと思ってんだ!!」
「ヴィゼ?」
ヴィゼの怒鳴り声に、村の人が顔を出す。
ヴィゼの怒りに染まった表情に、村の人は腰を抜かしてしまった。
すぐ後、ヴィゼは走り去った。
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