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祖父の身体は、どんどん痩せこけてゆく。
肋骨がリアルに見える。
ガンのせいかは不明だがアザが増えていく。
無意識の内に何処かにぶつけていたのだろう。
そして肺癌特有の痰が絡まったような苦しそうな咳。
そんな祖父を見るのが辛かった。
余命半年と宣告されてから5ヶ月が過ぎた頃、祖父は肺炎になり入院した。
私は毎日のように見舞いに行った。
時々、弟の彼女もいたけど完全シカト。
むしろ身内でもないのに、こんな所にまで顔を出すなよと思っていた。
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