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祖父に聞いたら案の定、女は住み着いていた。
私の部屋なのに。
弟に部屋を貸しただけなのに。
何回か弟に話をしたけど自己中な弟には話が通じない。
「アンタの部屋じゃないんだから出ていけよ」
「じゃあ新しくアパート借りるから敷金・礼金をよこせよ」
呆れた。
自分が働かないから悪いのに。
私は働いていても家と家族の為に借金返済で金無いのに。
とうとう私は帰る場所が無くなったのだ。
自然と“女がいる家”という事もあり実家に帰るのが疎遠になってゆく。
600万もの借金を背負って今更アパートを見つける事なんて出来ない。
当時、彼氏であった旦那のアパートしか私の居場所は無くなったのだ。
何の為に、こんなに借金をしたのだろう。
結局、私はお払い箱になる運命なのかな。
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