弟の彼女

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どこまでノーテンキな女なのだろうか。 今でいう“KY” 他にも茶碗を持参したり… 私の部屋なのに自分好みの部屋に変えたり… 私の家が貧乏なのを知っているのに働かない弟にブルガリのネックレスをねだったり… しかも、そのネックレスは祖父の年金で買ったらしい。 本当に悪魔のような女だった。 ウチが裕福な家なら、まだ許せたかもしれない。 でもウチは裕福ではなく、貧乏。 これが紛れもない事実なのだ。
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